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NIMのトリセツ #01 アートを始めてから4年間の歩み

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こんにちはNIMです。

今回は自己紹介も兼ねてアートを始めてからの4年間の活動を振り返ってみたいと思います。

僕は美大に行っていたわけでもなく絵を習った事があるわけでもないのですが、やりたいと思った事は独学でもなんでもいいので挑戦してしまう無謀な人間です。25年やっている映像も専門の学校に行ったわけでもなく独学で突き進んできました。興味のある事に猛烈にハマる事で結果が出ることを経験からなんとなくわかっていて、ハマることさえできればアートの世界でもやっていけると思い挑戦しています。40歳からアートなんて無謀な事は自分でもわかっています。でも、やりたいからやる。歳なんて関係ないです。やりたいからやるんです!

絵を始めて1年目

僕が絵を描き始めたのは41歳の頃で今から4年ほど前になります。それまでは映像業界で20年程、映像デザイナーとして活動をしていたので、アートの世界とは無縁な生活をしていました。そんな中、何故か急に絵を描き始めたのです。他人事のような言い方ですが自分でも驚くぐらい唐突に描き始めました。知識も何もないのに、いきなり画材屋さんに行ってF40サイズのキャンバスを買って描き方もよくわからない状態でキャンバスに黒のマジックで描き始めました。

今振り返ると、いきなりF40キャンバスにマジックで描くのは無謀すぎてヤバイですね(笑)そんな異常なスタートを切った僕のアート活動ですが、最初の頃はF40サイズのキャンバスにマジックで描くスタイルで白黒の絵ばかりを1年程描いていました。多分ここで、頭の整理をしていたのかなと今振り返ると思います。これからどんなモチーフを描いていくのかを1年間ずっと考えてました。頭の中に設計図のようなものを作り上げていたのだと思います。

絵を始めて2年目

2年目の42歳でアクリル絵の具を使ってカラーのF40サイズのホオズキを初めて描きました。初めて描いたホオズキは自分で言うのもなんですが、エネルギーを感じました。なんとかこのホオズキを世に出したいと思い、発表する方法を必死に考えました。

そこで僕がとった行動は海外の展示や公募に絞って活動をするという事です。理由は日本では、自分の作品をフラットな感覚で評価してもらう事ができないと思ったからです。〇〇美大出身や〇〇協会所属などの肩書きがないと評価されないのを感覚的に気付いていたのかもしれません。ましてや、独学で絵を始めて1年しか経っていない人間を、評価してくれる人なんて日本にいるはずがありません。そこで思いついたのが、外国の人に評価してもらえばいいということです。外国の公募展なら日本の実績なんて関係なく平等な目で審査をしてくれるはずと考えフランス・パリ「サロン・ド・アール・ジャポネ2019」に応募する事にしました。

結果はなんと、 グランプリを受賞する事ができました。「ル・サロン」絵画部門最高責任者のアラン・バザール氏が僕の絵を選んでくれたのです!その頃はこの人がどんな人でとか、よくわからなかったのですが調べてみたらものすごい有名な方のようでその人がホオズキ【太陽】を高く評価してくれた事は僕にとってはすごく大きな出来事でした。このまま絵を描き続けてもいいという自信につながりました。

でも、賞を取ったからといって何かが劇的に変わるわけでもなくなんとなく絵を描く平凡な毎日が続いていました。なんせアートの世界の事を何も知らないど素人なわけですから絵を描いてもその絵をどうやって発信していけばいいのかわからず悶々としていました。

そんな時にネットでCasieの広告を見つけて試しにアーティスト登録をしてみました。最初は本当に軽い気持ちで絵をレンタルに出したのを覚えています。確か最初は5枚くらいのホオズキを預かってもらったのですが、数日後には全てレンタルされるという結果にとても驚きました。そしてCasieの担当の方から連絡があり、もっと預けれる作品はありませんか?という要望をいただいて自分の絵に需要がある事に気付く事ができました。ここから、ホオズキの量産が始まります。

絵を始めて3年目

とりあえず、ホオズキを100種類描いてみようと決めて狂ったように描き続けました。何故、作品の種類を増やす事にしたのかは、まずNIMイコール、ホオズキというブランドを作る必要があると思ったからです。これがないうちに色々な種類の絵を描いても上手くいかないと判断して、ひたすらホオズキを描くという終わりなき旅を始めました。はたから見たら、まさに狂気の沙汰です(笑)自分でも自分が怖くなるくらい描き続けました。おかしな行動をしているのを自覚しながら描く事10ヶ月、ホオズキ100種類を完成する事ができました。

頑張った甲斐もありアーティスト登録2年目のCASIE ARTIST AWARDS2021では、年間最多作品登録賞年間最多作品レンタル賞を受賞することができました。このような賞があることも知らなかったのですが、いただく事ができてとても嬉しく思っています。

絵を始めて4年目

今が4年目のシーズンなのですが、現在Casieに預かってもらっている作品数は300種類を超えました。これをきっかけにというわけではないのですが、少し絵を描くペースを故意的に落としています。3年間がむしゃらにアウトプットしてきたので、少しスピードを緩めてインプットの時間を増やす必要があると考えたからです。それと3年間で積み上げた知識を情報としてアウトプットする事で誰かの役に立てればと思いブログを始めたのですが、これが思っていたよりも大変であっという間に1日が終わっていく感じです。時間がまったく足りていないので現在、朝4時起きです。絵も描きたくて仕方がないのですが、今はストップしてます。。。4年目シーズンはこんな感じでバタバタと通り過ぎていくと思われますが、無意識に次のステップに行くための準備をしているのかもしれません。今までもこんな感じで突然やりたい事を見つけて、全力で進むスタイルで望む結果を引き寄せてきたので、自分を信じてこのまま突き進みたいと思っています。

いかがでしか?NIMのトリセツ、第1回目でしたがNIMのことを少しは理解してもらえたでしょうか?こうやって振り返ってみると、メチャクチャやってるようで、メチャクチャ考えて行動している事に自分でも驚きました。一応、自分の中で戦略を立てて行動していたみたいです。他人事のようでなんか変ですが。。。
こんな感じでこれからもアートに全力で挑んでいきますので無謀な45歳をよかったら応援してやってください。