カシエのトリセツ #03 作品審査〜発送までの流れ
こんにちはNIMです。
前回の記事では作品を描く前にやるべき事を紹介させてもらいました。今回は作品完成後の流れを詳しくお伝えしたいと思います。アーティストは絵を描くことだけに集中したいとは思いますが、今回紹介する事務的な作業もしないとレンタルを開始する事ができません。慣れてしまえばなんて事のない作業なので、とりあえず一度やってみてください。
吊り金具と紐の取り付け
絵が完成したら、まず吊り金具と紐を取り付けます。大切な作品に傷が付くといけないのでプチプチの上で取り付けてください。吊り金のつける位置ですが全体の長さの上部3分の1位の場所に取り付けるといいと思います。
作品撮影
明るい場所で、スマホで表面と裏面の2枚を撮影してください。作品審査の時に必要になります。
この時についでに作品の詳細写真も撮っておきましょう。ブログやSNS、オリジナルグッズ製作などに使用することがあるかもしれません。Casieに発送したら手元には作品がなくなります。後からやろうと思うと、Casieから返却してもらうのに配送料1,500円が必要になります。往復で3,000円かかることになってしまうので、発送する前に必要な写真は面倒でも必ず撮るようにしましょう。
作品応募フォームから作品の登録をします。
レンタルをしてもらうためには作品タイトルも重要だと考えます。
僕の場合は「ホオズキ【〇〇】」という感じで、作品名をシリーズ化して全体の統一感が出るようにしています。販売価格は、売りたい金額を入力してください。売りたくなければ販売不可と入力してください。販売価格については、また後日詳しい記事を書きたいと思っているのでここでは深く触れないようにします。入力ができたら、エントリーボタンを押して審査依頼完了です。エントリーの結果は、1週間以内にCasie作品お預かり審査チームから審査結果が登録メールアドレス宛てに届きます。審査を通過した方は次は発送作業です。
が、
その前に審査が通過しなかった人の対応を考えてみたいと思います。
審査が通過しなかった時に考えるべきこと
僕は審査員でもなんでもないので偉そうなことは言えないのですが、僕なりに考えてみたのでよかったら参考にしてみてください。多分ですがユーザー様は、部屋の雰囲気を変えたい、明るくしたい、オシャレにしたいという理由でアートを飾ると思います。そのニーズに応える事がレンタルしていただく為には重要なことだと考えます。以下の点をチェックしてみてください。
■ 絵が暗くないか
玄関やリビングに飾る事が多いと思うので暗い絵は敬遠されやすいと思います。僕の絵も暗い絵は、なかなかレンタルしてもらえません。
■ モチーフや色味
奇抜すぎるとNG。ホオズキも微妙なラインだとは思いますが、ユーザー様には喜んでいただけています。色味は優しい色使いのホオズキが多くレンタルされています。アーティストの方は、才能を見せつけたいところですが、ここはグッと堪えてユーザー様に寄り添う事も必要かと思います。
■ 技術的問題
これに関しては、自己流で描いているので本当に偉そうなことは言えないのですが、作品が雑に描かれているものや、心がこもっていないものはNGなのではと感じています。アートに正解はないのでなんとも言えませんが、創り手の思いは、作品に出てしまう気がします。丁寧に描くべきところは大変でも時間をかけて妥協しないで描くことが大切だと思います。
最後に、これは改善点ではなく気持ちの面なのですが
僕は、ユーザー様が初めて自分の作品を手に取る瞬間をイメージしながら絵を描くことを心がけています。1万点以上の中から自分の絵を選んでくれたのですから一枚一枚、手を抜くわけにはいきません。少しでも喜んでもらえるように側面も少し手間ですがこだわって色をつけています。エッジ部分と釘部分はゴールドに塗って額縁をつけなくても満足してもらえるように工夫をしています。些細な事ですがユーザー様への心配りも大切な事だと思います。
梱包・発送作業
審査が通過したら、梱包作業をしなければいけません。
絵画の梱包をした事がない方もいると思うので、説明するほどのことではないですが紹介させていただきます。(これも自己流ですので、好きに梱包してもらえれば大丈夫です。)
1.大きめのビニール袋に作品を入れる
2.梱包材(プチプチ)を3重に巻く
3. 厚めのビニール袋に入れる。
4. 発送
運送業者は、どこでも大丈夫です。発送が終わったら、必ずお問い合わせ番号をCasieにメールしてください。届かないなど、何かトラブルがあった時に必要になります。発送から1、2週間でCasieのサイトに掲載されます。初めて掲載された時は、すごく嬉しいと思いますよ♪
いかがでしたか、今回は作品審査から発送作業までの詳細情報を紹介させてもらいました。事務的な作業の記事なので退屈だったかもしれません。この作業も最初は面倒に感じるかもしれませんが、僕は結構楽しみながらやっています。作品を発送することで達成感というか、区切りをつけれるので次の創作にスムーズに移る事ができます。
Casieアーティストの方が一点でも多く審査を通過できることを願っています。
次回は、実際にレンタルを開始してからのお役立ち情報を記事にしたいと思います。
次の記事 >> #04 セルフプロモーションについて
<<前の記事 #02 作品を描く前にやるべき事