僕が100枚絵を描いてみた理由
こんにちは、NIMです。
今年の1月頃から100枚描こうと決意して10ヶ月で達成することができました。
正直、想像以上に絵を描くことは大変な作業だということに気付かされました。
とりあえず100枚絵を描いてみてわかったことを書いてみようと思います。
- 何故、画家になろうと思ったのか?
- とりあえず、100枚描いた理由
- 絵を描いて何の意味があるの?
- こんなに時間をかけて失敗したらどうするの?
- 自分に才能がなかったらどうするの?
- 映像やってた方がよかったんじゃない?
- アートなんかで稼げるわけないだろ
何故、画家になろうと思ったのか?
僕が何故画家になろうと思ったのかというと、元々20歳くらいから40歳くらいまでは映像業界でバリバリビジネスの世界で働いていました。
そんな中、ふとした瞬間に今のままこの仕事を続けていていいのだろうかと、悩む様になりました。
ビジネスなので当たり前ですが、自分の好きな映像だけを制作できるわけではなく、お客さんが望む映像ばかりを制作してました。
それを続けているうちに自分が自分ではなくなる感覚?
他人の人生を生きている気がしてきて虚しい気持ちで押しつぶされそうになりました。
このままではいけないと自分と向き合って、出た答えが、絵を描くという事でした。
絵は自分の能力100%で勝負できるので現代アートに挑戦することに決めました。
絵には国境がない事も魅力の一つでした。
日本の映像、日本の音楽、日本の映画、日本のエンターテイメントは世界ではあまり評価されません。
言葉という壁が邪魔して理解されづらいからだと思います。
その点、アートには言葉は必要ないと思い、自分の人生をかけてみる価値があると思ったのです。
とりあえず、100枚描いた理由
僕の経歴はかなり特殊で、絵を習った事もなければ、手書きで絵を描いた事もないという、画家になるはずのない人間だったので、とりあえず100枚描いて画家の気持ちを知ろうと考えました。
100枚描くと言ってみたものの、思った以上に大変なことに気付かされました。
まず、絵を描くモチベーションを保つことが難しかったです。
最初の10枚くらいまでは問題なく描けたのですが、それ以降に心の声が聞こえてくるのです。
「この絵を描いて何の意味があるの?」
「こんなに時間をかけて失敗したらどうするの?」
「自分に才能がなかったらどうするの?」
「映像やってた方がよかったんじゃない?」
「アートなんかで稼げるわけないだろ」
こんな心の声が、湧いてきます。
この心の声によって美大を出てもアートをやめる人がたくさんいるのだと、肌身で感じました。
そこで僕はこの恐怖の疑問を一つ一つ解決していこうと行動に移しました。
絵を描いて何の意味があるの?
絵を描いていると、描くという行動に絶対に疑問が湧き出てきます。
絵を描いても現実が何も変わらないので、絵を描くこと=意味がないという答えになってしまうからです。
だったら意味を持たせようと思い、僕が行動したことが絵をレンタルに出すというものでした。
Casieさんという絵のサブスクリプションサービスを展開している企業で絵のレンタルを開始しました。
そんなに沢山の絵をレンタルしてもらえるわけではありませんが、レンタルしてくださった人が喜びの声をinstagramにあげてくれたり、絵を購入したいと直接連絡をいただいたりして、自分の絵で人が幸せな気持ちになってくれるという、何よりも大切な価値をレンタルすることで得ることができました。
少しですが絵を描いた意味を感じられる様になりました。
こんなに時間をかけて失敗したらどうするの?
これは本当にそう思います。
絵を描くというのはかなり時間を消費してしまいます。
この時間があれば他に効率のいい仕事をやった方がお金も儲かるし、心の健康上いいと考えるのはごもっともだと思います。
これについては、約1年間アーティストを目指して得た知識や気づいた点などをブログで伝える事で誰かの為になれば、この時間は無駄にはならない気がするので頑張ってブログを更新していこうと考えています。
そしてブログを通して、日本にもっとアートを広げて行けたらと思っています。
アートは飾ってみたいけれどよくわからないという人が多いと思うので、飾る場所や色、風水としての絵画の取り入れ方を紹介しているので良かったらみてみて下さい。
自分に才能がなかったらどうするの?
これを言われたらおしまいな感じなのですが、これは正直、わかりません。
才能があるかないかは自分が決める事ではないので、あることを信じて頑張るしかないです。
まずは見てもらわないと話にならないのでinstagramに全作品アップしています。
作品を見てくれた人からお褒めのコメントをいただいたり、購入したいとメールをもらったりしています。
購入したいと言ってきてくれた時は、すごく自信がつきました。
100人に1人、1000人、10000人に1人でも自分の絵を欲しいと言ってもらえれば十分だと僕は思っています。
10000人に1人でも日本に1万人いる計算になるわけですから。
映像やってた方がよかったんじゃない?
これもまた、痛い意見です。
僕の場合は映像ですが、前職に戻った方がいいという悩ましい心の声です。
実はこれに一番悩んだかもしれません。
自分でいうのも何ですが、映像デザイナーとして20年も続けたので当たり前ですが映像のプロです。
映像編集とかはメチャメチャ得意です。
映像の仕事をすれば、絵を描くよりも簡単に報酬を得れることもわかっています。
でも、せっかく決意して絵を描いているのでこのままアートと向き合おうと思っています。
でも、20年やってきた映像をいきなりやめてしまったので、最近少しやりたくなってきたのでinstagramのリールで作品紹介の動画を遊びで作ってます。
15秒のムービーなのでサクッと作ってアップするのですが、意外と気分転換になっていいです。
ビジネス映像の世界に戻るつもりはありませんが、せっかくできるのでアートに取り入れていけたらと考えています。
アートなんかで稼げるわけないだろ
これも言われると心が痛いですね〜。
でも一番大事なことである事は自分でもわかっています。
画材も買わなければいけないですし、生活をしていかなければいけないですからね。
画材に関しては、レンタルの売り上げで十分稼げる様になりました。
次は個展費用やアトリエのために稼がなければいけません。
そこで、絵画のネット販売を11月11日にオープンしました。
簡単に購入してもらえるとは思いませんが、いざ購入したいと言われた時にショップがないとお客様もがっかりさせてしまうし、機会喪失にもなるのでとりあえず荒削りですがオープンさせました。
よかったらのぞいてみて下さい。